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たほいや

たほいや』のルール

 「たほいや」の基本的なルールは以下の通りで有る。

適正人数:5〜8人。5人が一般的か。各自10点を持ちのベット(賭け点)方式。

  1. 親を適当な方法で決め、親は広辞苑より語を一つ選び、それを平仮名で書いて他のプレイヤー達に見せる。
  2. プレイヤーはその語の広辞苑に載っている意味と思われるものを各自でっち上げて用紙に書く。親は広辞苑に記載されている意味を書く。
  3. 全員が書き終わったら親は用紙を回収し、自分の書いたものも含めてこれらを任意の順番で番号を付けて読み上げる。
  4. 読み上げたら、各プレイヤーはその中からどれが広辞苑によるものかを予想し、一斉に正解(広辞苑による意味)と思われる番号を出す。その際1~3点を持ち点から賭ける。自分の書いた回答の番号を出してはいけない。
  5. 任意で有るが、予想が出揃ったら解答を発表する前に各プレイヤーは「これを正解だと思ったに至った経緯」を講釈する。
  6. 出揃ったら、親は番号順に夫々の回答内容と書いたプレイヤーの名を発表する。正解の場合は「正解」「広辞苑」等と言えば良い。
  7. 親は正解したプレイヤーに賭けた分を払い、外したプレイヤーから1点を貰う。但しプレイヤーが全員外した場合、親は全てのプレイヤーから2点ずつ貰える。
  8. 外したプレイヤーは自分が騙された回答を書いたプレイヤーに賭けた分を払う。

たほいやにおける暗黙の了解

 「たほいや」に於いては、幾つかの暗黙の了解事項が存在する。但し地方によって異なる場合も有るので、知らない人と「たほいや」をする場合には事前に確認する事。

  1. 同音異義語を持つ語は出題しない:例えば「しゅし」や「せいか」と言う語は数多くの同音異義語が存在する。こう言う語を出題すると、どう言う意味なのかでは無く、どの語の事を指しているのかを考える問題になってしまい、ゲームの趣旨に反する事になる。仮令知らない語で有っても同音異義語を持つ語の出題は避けたいところだ。
  2. 意味を複数持つ語に就いて:これには諸説有るが、一般的には1、2(注:広辞苑上の正式表記は丸数字で有る)…と有る内の1のものを採用するとされている様で有る。
  3. 広辞苑の表記を親はどこまで書くか:親は広辞苑の意味を書く際どこまで書くかも良く問題になるが、若し全部書くのだとしたら用例(人名だったら業績、生没年)まで書かなければいけなくなり、他のプレイヤーもそこまで考えなければならないので大変で有る。其処でこれも一般には「最初の一文は義務、あとは任意」とされている様で有る。また文を途中で切ってはいけない。(句点が来て初めて一文が成立する)文の前の括弧内の表記も当然書く必要が有る。(《自四》等の品詞分類は書かなくても良い)
  4. 漢字の扱い:基本的に親は回答を読み上げるだけで漢字に就いては説明する必要は無い。仮に訊かれても答える必要は無い。何故なら漢字を訊いた時、漢字で書いて有るべき語が片仮名で書かれていたり誤字だったりする場合、それが広辞苑のものでは無いと推測されてしまうからで有る。
  5. 自分の書いた回答を予想してはいけない:(特に持ち点制に於いて)自分を有利にする為に態と自分の回答に賭けると言う作戦も一部に存在するらしい。然し自分の回答を予想してはいけない、と言うのはルールで有る。ペナルティを課しても良いのだが、此処はプレイヤーのモラルに任せるべきで有ろう。ペナルティを課すとするなら、親が賭け点を一方的に貰ってしまって良い。
  6. 全く同じ回答が来てしまった場合:上記と併せて考える問題で有るが、読み上げた時に全く同じものが有る場合(プレイヤー同士でも、広辞苑と合った場合でも)の扱いも良く問題になる。選手権では取り敢えず遣ってみて若し仮に自分のものに当たってしまった場合は仕方無いからその分だけノーカウントにする、と言う様にしている様で有るが、普通はノーゲーム・出題からやり直しにしてしまって良い。該当者を指摘して書き直させるのは止めた方が良い。(そのプレイヤーが不利になる)